【EM珪藻土】稚内層珪藻頁岩にEM(有用微生物群)を配合した、安全性や健康を考えた未焼成・自然素材100%珪藻土

珪藻土はカビが生える?

珪藻土はカビが生える?
現在、珪藻土の調湿性能や消臭性能を利用したバスマットやコースターなど塗り壁材以外の用途でも注目度が高まっています。
しかし珪藻土は、優れた性能を持つ反面、間違った製品選びや室内環境によりカビが生えやすいとも言われています。
今回はそのカビが生える原因とカビが生えづらい製品選び、日常での予防法をお伝えします。

カビの発生条件とは?

空気中に浮遊しているカビの胞子は室内のあらゆる表面に付着し、温度が5℃から35℃前後、湿度80%以上であれば、付着した表面の栄養分と水分を利用して発育します。
水や埃が溜まりやすいところ、空気が停滞するところ、手が届かない場所、あまり使用機会のない収納などにしまってあるものなどにカビが生えやすいです。
カビが発生するためには栄養分、酸素、温度、湿度、発育する為の時間などが必要です。
目に見えない小さなカビ菌は大気中に存在していますが、この発育条件が揃うと、一気に増殖し、目に見えるまで大きく成長してしまいます。
カビの発生条件 1は有機物と言われるいわば自然、人工のものを問わず、ほぼすべての物質が栄養素になると考えられます。
2~3は、人間の生活環境において必要なものです。
従って1~3は現実的に取り除くことは不可能と言えます。

珪藻土に生えたカビ 珪藻土に生えたカビ
珪藻土に生えたカビ ※クリックすると画像が拡大します。

カビを発生させないためには?

カビの発生条件のうちコントロールできるものとして、4の湿度があります。
室内環境をカビの好む湿度にしないことで、発生条件を満たせずカビは発生しにくくなります。
湿度をコントロールするものとして除湿機、エアコン、乾燥機、浴室乾燥機など手持ちの機器を上手に活用されている方も多いと思いますが、それなりに電気代もかかります。
そこで、お勧めするのが内装材に自然素材を使用し、その優れた調湿性能により快適湿度(40~60%)に近づけるという方法です。

調湿性能に優れた自然素材の内装材とは?

数ある自然素材の中で調湿性能に優れているものの代表格は珪藻土です。
珪藻土の塗り壁は、その抜群の調湿性能から、カビが生えないと認識されている方も多いです。
しかし、珪藻土であってもカビの発生条件が揃えばカビは発生します。
珪藻土により空気中の湿度は調整される反面、壁は空気中の水蒸気を吸湿し蓄えるので、カビの発生条件は揃ってしまうからです。
珪藻土自体がカビないとしても、塗りパターンに積もったホコリや汚れなどがカビる原因になります。
従って、ある程度条件が揃ったとしてもカビの生えづらい珪藻土の製品選びとカビを予防する日常での心掛けが大変重要になってきます。

カビが生えづらい珪藻土の選び方とは?

カビが生えづらい珪藻土の条件として、下記3つが挙げられます。

  1. 自然素材100%であること(素材構成が無機質)
  2. 吸湿性能と放湿性能のバランスが良い珪藻土であること(稚内層珪藻頁岩、メソポア)
  3. カビの生育可能pH領域(2~8.5)以外のアルカリ性の珪藻土であること(消石灰と焼成ホタテ貝を配合)

上記3つの条件が揃うと、
素材構成が無機質によりカビの発生条件である栄養分を含まず、稚内層珪藻頁岩のメソポア効果により適度に壁の水蒸気を排出し、消石灰と焼成ホタテ貝を配合することにより強アルカリ性になりカビが生育できない環境にします。

優れた防カビ性能の裏付け

EM珪藻土及びEM珪藻土フラットがHOWTEC(日本住宅・木材技術センター)の指定試験機関にてカビ抵抗性試験を実施し優れた防カビ性能が証明されました。

カビを生えづらくする日常の心掛けとは?

また、カビの発生条件のうちコントロールできるものとして、5の時間があります。
カビが定着する時間を与えないことで、発生条件を満たせずカビは発育しにくくなります。
カビは生物であり,他の生物と同様に発育には時間を要します。
環境の各条件が満たされた状態が持続すれば,カビの胞子は発芽して菌糸を伸長し,菌糸上に新しい胞子が着生します。
着生した胞子が周囲に飛散し,飛散した胞子の定着箇所がカビの発育に必要な環境条件を満たしていれば,そこで発育が開始しカビによる汚染が拡大していきます。

カビが生えづらくする日常の心掛けとして、下記3つが挙げられます。
  1. 換気を定期的におこない、風通しを良くして適度に湿気を排出する。
  2. 換気を定期的におこない、風通しを良くして空気中に浮遊するカビの胞子を着床させない。
  3. 室内の掃除をこまめに行い、カビを繁殖しやすくしてしまうホコリや汚れをできるだけ取り除く。

いかがでしたでしょうか。
吸放湿性の高い珪藻土を塗ったとしても、何一つケアをしなくてもという訳にはいきません。
どんなものでも条件が揃えばカビ発生のリスクはあり、その性質をよく理解し付き合っていく必要があります。

もちろん、吸放湿性に優れた珪藻土の塗り壁ならその性質をよく知って、上手に付き合えば新建材よりずっとカビとは縁遠い生活が送れます。
ほんの少しの手間で、その能力を最大限に発揮させることができるのです。

カビが発生しづらいEM珪藻土

珪藻土が湿気を過分に含み、カビが生えてしまったという話はよく耳にします。ですが、珪藻土は藻の化石が堆積してできたものなので、もともとカビが生えにくい物質です。

なぜ珪藻土の塗り壁にカビが繁殖してしまうのでしょうか?
それは、バインダー(固化材)に使用されている合成樹脂などの接着剤が、カビの温床になってしまうからです。
EM珪藻土のバインダーは、岩塩で挟み、時間をかけ、ゆっくりと焼いた消石灰を使用しています。高温で真っ白になるまで焼いたものと違い、粒子が細かくなりすぎず、珪藻土の吸放湿のための穴を塞ぐことがありません。
さらに、強いアルカリ性で殺菌効果を持つ焼成ホタテ貝を配合し、カビの繁殖しづらい、高い防カビ性を実現しました。

EM珪藻土は、消石灰と焼成ホタテ貝によって強アルカリ(pH12.5前後)となっています。
(施工後、徐々に中性になっていきます)
カビの育成可能領域はpH2~8.5ですから、EM珪藻土がカビに強いのはお分かりいただけるかと思います。
pH12以上は、除菌や洗剤にも使用されるアルカリ性です。EM珪藻土には、カビが発生しにくいのです。

せっかくの自然素材を使った塗り壁材に、防カビ剤を混ぜるのは抵抗がありますね。
EM珪藻土は、素材が持つ自然の力を最大限に発揮させた、安心・安全・防カビの塗り壁材です。
※住まいや建材を永く大切に。まずはこまめにお部屋の換気をしましょう!
珪藻土の壁

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