【EM珪藻土】稚内層珪藻頁岩にEM(有用微生物群)を配合した、安全性や健康を考えた未焼成・自然素材100%珪藻土

EM珪藻土フラットの施工方法(ローラー塗り・コテ塗り)|EM珪藻土フラット

施工前に必ず「準備と注意点」をご確認ください


  • 下地の状態において、水引具合が変わると色ムラの原因となります

    1. 乾きはじめて(塗りづらくなった状態)から、こてなどで再度こすりつけると色ムラの原因となります。
      乾燥する前の塗りやすい状態の時に、練った分がなくなるまで休憩しないで一気に仕上げていく事が必要です。
      施工スピードなどにより、時間がかかりすぎて、塗りづらくなった場合などは、再度、練り直すなどして、塗りやすい状態にして、塗っていってください。(その際には、加水はしないでください)
      乾き始めてから、再度、こてなどでこすっていくと、その部分は色ムラになります。
      壁ごとに角から角までを一気に塗らずに、乾き始めた上に重ね塗りなどをしていくと、その部分が濃くなり色ムラの原因となります。
    2. 下地の状態により、水の引き具合が違う場合に、色ムラになる場合があります。
      水の吸い込みが違う混合下地などの場合は、下地の状態を均一にする為に、専用パテで均一化する・またはLBSの捨て貼り施工などを行ってください。
    3. 乾燥後に重ね塗りをすると下地への吸い込みが激しすぎて、色ムラの原因となります。
      (通常の石膏ボードと水引が変わります)
      やむを得ず、重ね塗りをする際には、専用シーラー処理((1回目:5倍に希釈/2回目:3倍に希釈)をし、すでに塗られている珪藻土が水を吸い込みすぎないように、シーラー処理をする・または、一回、珪藻土を剥がしボード面を出してから施工してください。
  • EM珪藻土は、1時間~3時間以内で、塗りきれる範囲を練り施工する様にしてください

    (季節など温度と湿度の状況によって変化します)
    硬めになってしまった珪藻土は、練り戻しが出来る時間は限られています。
    ペースト状の状態になっていない場合や、基準水量を超えての加水などによってペースト状にした場合、色ムラや亀割れの原因となります。
    余っているからと言って、翌日、新しい珪藻土を継ぎ足して練り戻す事はできません。
    EM珪藻土フラットは、練りバケツに蓋をする。又はビニールで密閉するなどすれば、翌日練り戻しを行う事で、翌日までは、施工可能です。

EM珪藻土フラット 下地別施工手順


ケース1 ローラー塗り:新規の石膏ボード

用意するもの ※材料は、【仕上げ材及び下地処理材の作り方】に基づいてあらかじめ準備する

STEP 1> 下地処理

  1. 石膏ボードのジョイント部をVカットしてください。
    ※Vカットした切り口、その他、出隅・入隅などせっこうが露出している箇所は水引きが激しいため、EMS(3倍液)をハケで、たっぷりと塗ってください。(色ムラ・ひび割れ防止)
  2. ジョイントパテ材をVカットした溝に埋めていきます。(目地埋め)
    ※他に下地に大きな欠けや穴が有る個所についても同様に、パテ埋めしておきます。
  3. ジョイント目地埋めに利用するパテ材に関しては、ジョイント目地埋め用のEMPを推奨しておりますが、現場状況に合わせて市販のジョイントパテ材で代用する事が可能です。市販のパテ材に関しましては、成分をご確認頂き、アレルギーの有無など、施工者と施主様にてご相談の上、選定してください。
  4. 目地埋めしたパテが乾燥後、その上からグラスファイバーテープ(寒冷紗)を張ります。
    ※ファイバーテープ下に空気が残らないように注意しましょう。
  5. 不陸調整用EMP(専用パテ材)をグラスファイバーテープを隠すように幅広に扱(しご)き塗りします。
  6. 他に、ボードのビス頭や表面の紙剥がれなどの小さな不陸(1mm~3mm)がある部分も不陸調整用EMP(専用パテ材)で埋めて下地を均します。
    ※不陸調整用EMP(専用パテ材)は石膏ボードと同じ吸水性なので、全面シーラー処理をせずに直接珪藻土を被せて仕上げ塗りできます。
  7. 入隅・出隅にもグラスファイバーテープを貼り、その上から、テープを隠すように不陸調整用のEMPを幅広にしごき塗りします。
    ※グラスファイバー上やビス頭埋め用、その他EM珪藻土の直接下地となる箇所のパテ材に関しては、色むらなどの原因となる場合がありますので、不陸調整用のEMPを使用してください。

STEP 2> 仕上げ

  1. マスキングテープ(必要に応じてマスカー処理)を下地から1mmの間隔をあけてチリ際に貼ります。
  2. パテ材が完全に乾いてから、仕上げ塗りをします。天井際や入隅、窓枠、巾木の周辺などのローラーが行き届かない細部の処理については、ローラーと同時並行でハケで塗っていきます。
  3. ローラー用いて次の要領で珪藻土フラットを塗ります。
    ①材料の地付け(縦塗り)
    ②塗布した材料を均す(横塗り)
    ③目を揃える(もう一度縦塗り)

    ※①の地付けはある程度力を入れてローラーを転がし材料を均一に塗っていきます。最後に③で軽く塗ります。
  4. 乾燥してから、もう一度、3.の作業を繰り返します。
  5. マスキングテープを剥がします。

※その他注意点
・水が引いた後に重ね塗りをすると色ムラの原因になります。
・ジプトーン、ラスボードの上には直接施工できません。


ケース2 ローラー塗り:既存のビニールクロス面

用意するもの ※材料は、【仕上げ材及び下地処理材の作り方】に基づいてあらかじめ準備する

STEP 1> 下地処理

  1. ビニールクロス面に汚れがある場合は、雑巾などで拭いて軽く落としてください。
    ※汚れがひどい時は、中性洗剤を水で50倍~60倍で薄めた液体を使って落とすと良いでしょう。
  2. ビニールクロスが下地にしっかり付いているか確認します。
  3. ビニールクロスが大きく浮いてしまっている箇所は、カッターで切り落とします。
  4. 次の3ヶ所
    • 切り落とした箇所
    • ビニールクロス貼り合わせ部分
    • チリ際
    を重点的にステープルで留め(タッカー処理)、ビニールクロスの剥がれを防止します。
    ジョイント部は約5cm間隔で、それ以外は15cm~20cm間隔でステープルを打ち込んでください。
  5. ビニールクロス貼り合わせ部分に割れなどがある場合は、グラスファイバーテープで補強してください。
  6. 入隅にビニールクロスの貼り合わせがある場合はグラスファイバーテープを貼り、タッカー処理及び不陸調整用EMP(専用パテ材)で処理をします。
  7. 切り落とした箇所は、グラスファイバーテープで補強し、上から不陸調整用EMP(専用パテ材)で扱き塗りをします。
    ※ビニールクロスに大きな欠けや穴がある場合は、予めGLパテなどで埋めてからテープを貼ります。
  8. マスキングテープをチリ際に貼ります。(テープの端を下地にぴったりと寄せてください)
  9. EMPシーラーを全面にローラーで入念に塗りこみます。
  10. マスキングテープを剥がします。

STEP 2> 仕上げ

  1. マスキングテープ(必要に応じてマスカー処理)を下地から1mmの間隔をあけてチリ際に貼ります。
  2. EMPシーラーが完全に乾燥してから、仕上げ塗りをします。まず、ステープルを打ち込んだ箇所に予め仕上げ材(珪藻土)を埋め込んで平滑にしておきます。
    ※この作業を、「下こすり」といいます。
  3. 天井際や入隅、窓枠、巾木の周辺などのローラーが行き届かない細部の処理については、ローラーと同時並行でハケで塗っていきます。
  4. ローラーを用いて次の要領で珪藻土フラットを塗ります。
    ①材料の地付け(縦塗り)
    ②塗布した材料を均す(横塗り)
    ③目を揃える(もう一度縦塗り)

    ※①の地付けはある程度力を入れてローラーを転がし材料を均一に塗っていきます。最後に③で軽く塗ります。
  5. 乾燥してから、もう一度、4.の作業を繰り返します。
  6. マスキングテープを剥がします。

※その他注意点
・水が引いた後に重ね塗りをすると色ムラの原因になります。
・紙クロスおよび布クロスの上には施工できません。紙、布クロスをはがした上で、LBSに貼り替えた後、EM珪藻土フラットを施工してください。


ケース3 ローラー塗り:コンクリートおよびモルタル面

用意するもの ※材料は、【仕上げ材及び下地処理材の作り方】に基づいてあらかじめ準備する

STEP 1> 下地処理

  1. 既存のクロスがある場合は、きれいに剥がします。
    ※裏紙が残っていると、仕上がり後の浮きの原因になりますのでご注意下さい。スクレーパーなどを使うと、よりきれいに剥すことができます。
  2. 下地が汚れている場合は、雑巾などで拭いて落としておきます。
  3. 表面に割れがある場合は、その部分をグラスファイバーテープで補強し、上からジョイントパテ材で扱き塗りします。
    ※表面にピンホール(穴)やジャンカ(欠け)などがある場合は、左官用補修材で下地処理をして面を平滑にしておきます。
  4. ジョイント目地埋めに利用するパテ材に関しては、ジョイント目地埋め用のEMPを推奨しておりますが、現場状況に合わせて市販のジョイントパテ材で代用する事が可能です。市販のパテ材に関しましては、成分をご確認頂き、アレルギーの有無など、施工者と施主様にてご相談の上、選定してください。
  5. マスキングテープをチリ際に貼ります。(テープの端を下地にぴったりと寄せてください)
  6. アクが出る可能性がある場合には、予め、アク止め専用パテEMAを全面総パテを行うか、市販のアク止め専用シーラーを全面にムラなく塗りこんでおくことをお奨めします。アクの程度によって、1回の施工でアクが止まりきらない場合には、アクが止まるまで重ねて施工してください。
    ※推奨「アク止めハイポリックシーラー」
  7. 次に、EMPシーラーをローラーで縦・横にたっぷりと塗りこみます。
  8. マスキングテープを剥がします。

STEP 2> 仕上げ

  1. マスキングテープ(必要に応じてマスカー処理)を下地から1mmの間隔をあけてチリ際に貼ります。
  2. EMPシーラーが完全に乾いてから、仕上げ塗りをします。天井際や入隅、窓枠、巾木の周辺などのローラーが行き届かない細部の処理については、ローラーと同時並行でハケで塗っていきます。
  3. ローラー用いて次の要領で珪藻土フラットを塗ります。
    ①材料の地付け(縦塗り)
    ②塗布した材料を均す(横塗り)
    ③目を揃える(もう一度縦塗り)

    ※①の地付けはある程度力を入れてローラーを転がし材料を均一に塗っていきます。最後に③で軽く塗ります。
  4. 乾燥してから、もう一度、3.の作業を繰り返します。
  5. マスキングテープを剥がします。

※その他注意点 ・新築のコンクリート及びモルタル面への施工は、内部の水分が完全に揮発しきっていないことから、後々の珪藻土の瑕疵の原因になる可能性があります。やむを得ず施工する場合は、下地処理について特別な配慮が必要になります。
・水が引いた後に重ね塗りをすると色ムラの原因になります。


ケース4 ローラー塗り:古壁(砂壁・繊維壁・京壁・じゅらく壁・土壁)

用意するもの ※材料は、【仕上げ材及び下地処理材の作り方】に基づいてあらかじめ準備する

STEP 1> 下地処理

  1. 真壁の柱や木枠などの汚れや灰汁などがある場合には、珪藻土施工後に汚れを吸い寄せる場合がありますので、灰汁抜き処理や汚れを清掃した上で、施工して下さい。
  2. 霧吹きなどで水を表面の壁材に噴きかけてふやかしてから、スクレーパーなどで削り落とします。
    ※必要に応じて市販の剥離材を使うときれいに剥がしやすくなります。
  3. 下地に割れがある場合はグラスファイバーテープで補強します。
  4. マスキングテープを下地から1mmあけてチリ際に貼ります。
  5. アクが出る可能性がある場合には、予め、アク止め専用パテEMAを全面総パテを行うか、市販のアク止め専用シーラーを全面にムラなく塗りこんでおくことをお奨めします。アクの程度によって、1回の施工でアクが止まりきらない場合には、アクが止まるまで重ねて施工してください。
    ※推奨「アク止めハイポリックシーラー」
  6. EMPシーラーをローラーで縦・横にたっぷりと塗りこみます。
    ※この段階で下地面の不陸(凸凹)をなくし平滑にしておきましょう。
  7. マスキングテープを剥がします。

STEP 2> 仕上げ

  1. マスキングテープを下地から1mmあけてチリ際に貼ります。
  2. EMPシーラーが完全に乾いてから、仕上げ塗りをします。天井際や入隅、窓枠、巾木の周辺などローラーで塗れない細部から先に、ハケで塗っていきます。
  3. 次に広い面にローラーを下から上へ転がすようにリズムよく塗っていきます。
    始めは軽く転がし、含んだ材料が少なくなるにつれて、徐々に力を入れて塗っていくと上手く塗れるでしょう。
  4. 2回塗りで仕上げるとよりきれいに仕上がります。2回目は、ローラーの向きを変えて塗ってください。
  5. マスキングテープを剥がします。

※その他注意点
・EM珪藻土はコテ押さえ仕上げはできません
・水が引いた後に重ね塗りをすると色ムラの原因になります。


ケース5 ローラー塗り:LBS施工

用意するもの
  • EM珪藻土フラット
  • LBS
  • 必要な下地材は、下地によって異なります。以下をご参照ください。
※材料は、【仕上げ材及び下地処理材の作り方】に基づいてあらかじめ準備する

STEP 1> 下地処理

  1. 下地の紙クロス・土壁などをきれいに剥がします。
    ※必要に応じて市販の剥離材を使うときれいに剥がしやすくなります。
    ※裏紙などもきれいに剥がしてください。
  2. 石膏ボードなどの継ぎ目の部分には、パテ処理を施してください。また、パテが完全に乾いた後、パテ用ペーパーで平滑にしてください。ビス止め部分もパテ処理を施してください。
    ※必要に応じて下塗りと仕上げの2回パテ処理をしてください
  3. LBSの下地に使用されるパテ材に関しては、市販のパテ材で施工上の問題はありません。市販のパテ材に関しましては、成分をご確認頂き、アレルギーの有無など、施工者と施主様にてご相談の上、選定してください。
  4. ローラー仕上げの場合は、出隅部分にコーナーテープを入れてください。
  5. 湿気の多いモルタル下地や木下地(合板等)の場合は、カビやアクが生じる場合があります。アク止めなどの下地処理をしたうえ、LBSを貼ってください。
    ※下地が異なる取り合いは、必ずグラスファイバーテープを入れてください。混合した時はジョイントが動きやすいので、ジョイント部は全てグラスファイバーテープを入れてパテ処理してください。

STEP 2> LBS施工

  1. LBSには、(A)ザラザラ面と(B)ツルツル面があり、ローラー仕上げの場合は、(A)面(B)面、どちらが表(仕上げ面)になっても構いません。風合いの違いで、お好みによって貼り分けてください。
    ※塗り壁の下地としてお使いいただく場合は、温度差による水引きの違いを考慮し、季節による貼り分けを推奨致します。
    . 11月下旬~4月上旬の冬場:(A)面を表(仕上げ面)
    . 7月上旬~9月下旬の夏場:(B)面を表(仕上げ面)

  • 入隅部
    • 壁と壁の入隅部及び、壁と天井の入隅部では、LBSの貼り回しをしないで、カットしてご使用ください。めくれ防止のために入隅部(LBSの端部)にコークボンド処理をしてください。
    • 入隅部を出隅部のように回し貼りをしない理由は、経年後、木材の乾燥、建物の歪みなどで、入隅部に隙間、ズレが生じると、しわになり、補修などが難しくなるからです。
    • 突き合わせる下地間に2mm以上の隙間がある場合は、ボードとボードの間にパテ材もしくはコークボンド等を入れて、平滑にしてください。

  • 出隅部
    • 出隅部では、LBSを貼り回してください。
    • R開口部の出隅に関しては切り込みを入れてしっかりと糊付けした状態で貼って下さい。出隅で貼り分けずに木口が見えないようにして下さい。
      ※上から張り下しておいて、下から張り重ねるようにします。
      ※糊付けをしっかりしておかないと後から浮いてくる原因になります。

  • ジョイント部
    • 新規ボード下地で、ローラー仕上げの場合:
      LBSのシートとシートのジョイント部は、クロス張りに使用するカットテープを付けて、シートを重ね合わせ、カッターなどでカットしてください。また、ジョイント部は、目地用ローラーでよく押さえて、ジョイント部の接着力を高めてください。
      *石膏ボード中の石膏までカットしてしまうと、石膏が化学反応を起こし、上塗り材が侵されることがあります。念のため、下敷きなどを当てて、ジョイント部をカットしてください。
    • 混合下地で、ローラー仕上げの場合:
      LBSのシートとシートのジョイント部は、重ね貼り(重ねは2㎝~3㎝)で施工してください。LBSを重ね切りしながらジョイントをずらして重ね張り(2枚張り)を推奨いたします。
      *突き付け貼りで上塗りを施工した場合、既存の下地からアクを吸って表面に滲み出てくるおそれがある為、重ね貼りで施工してください。
      *ジョイント後、ジョイント部分のシート上に糊が付着した場合、ビニールクロスのように、水を含んだスポンジで何度も擦らないでください。スポンジは固く絞り、サッと拭くだけで構いません。

  • 平面部
    • LBSの継ぎ目部分は、下地石膏ボートなどの継ぎ目と重ならないよう、10cm以上離し突きつけにて貼り合わせてください。
    • 下地石膏ボートの継ぎ目パテ処理部分での、シート継ぎは避けてください。
    • 全体の圧着には、クロス専用のハケベラを使用してください。
    • 全体の圧着には、クロス専用のハケベラを使用し、最後にスムーザーを使い、絶対に空気が残らないようにしてください。空気が残ったまま塗材を施工すると、後にひび割れや膨らみのクレームの原因となります。

  • 端部
    • LBSの端部(木枠・廻り縁・巾木・真壁柱等との接触部)は、めくれ防止の為すべてLBSの内側にコークボンド処理を行い、経年変化による剥がれが起きないように施工してください。
    • めくれ防止のために、入隅部(LBSの端部)にコークボンド処理をしてください。
      (詳しくは「入隅部」参照)

  • その他注意事項
    • 貼り付け時に空気やチリなどが入らないように注意してください。
    • パテ部分を平滑にして、粉も完全に取り除いてください。
    • 無希釈の糊を推奨いたしますが、やむを得ず糊を希釈するときは、ビニールクロスを貼る場合より、2割程度濃い目にしてください。(無希釈の糊としてはウォールボンド100を推奨)
    • 糊付け後のオープンタイムは、夏場5分、冬場10分程度とし、これ以上のオープンタイムを取らないでください。
    • 糊の付け置きはしないでください。
    • 下地がコンクリート、珪カル板、合板などの場合は、必要に応じて適切なシーラー(アク止めシーラー、シーラーバインダー等)を塗布してください。

STEP 2> 仕上げ

  1. マスキングテープ(必要に応じてマスカー処理)を下地から1mmの間隔をあけてチリ際に貼ります。
  2. まず、ステープルを打ち込んだ箇所に予め仕上げ材(珪藻土)を埋め込んで平滑にしておきます。
    ※この作業を、「下こすり」といいます。
  3. 天井際や入隅、窓枠、巾木の周辺などのローラーが行き届かない細部の処理については、ローラーと同時並行でハケで塗っていきます。
  4. ローラーを用いて次の要領で珪藻土フラットを塗ります。
    ①材料の地付け(縦塗り)
    ②塗布した材料を均す(横塗り)
    ③目を揃える(もう一度縦塗り)

    ※①の地付けはある程度力を入れてローラーを転がし材料を均一に塗っていきます。最後に③で軽く塗ります。
  5. 乾燥してから、もう一度、4.の作業を繰り返します。
  6. 最後にマスキングテープを剥がして終了です。

※その他注意点
・水が引いた後に重ね塗りをすると色ムラの原因になります。


ケース6 コテ塗り:新規の石膏ボード

用意するもの ※材料は、【仕上げ材及び下地処理材の作り方】に基づいてあらかじめ準備する

STEP 1> 下地処理

  1. 石膏ボードのジョイント部をVカットしてください。
    ※Vカットした切り口、その他、出隅・入隅などせっこうが露出している箇所は水引きが激しいため、EMS(3倍液)をハケで、たっぷりと塗ってください。(色ムラ・ひび割れ防止)
  2. ジョイントパテ材をVカットした溝に埋めていきます。(目地埋め)
    ※他に下地に大きな欠けや穴が有る個所についても同様に、パテ埋めしておきます。
  3. ジョイント目地埋めに利用するパテ材に関しては、ジョイント目地埋め用のEMPを推奨しておりますが、現場状況に合わせて市販のジョイントパテ材で代用する事が可能です。市販のパテ材に関しましては、成分をご確認頂き、アレルギーの有無など、施工者と施主様にてご相談の上、選定してください。
  4. 目地埋めしたパテが乾燥後、その上からグラスファイバーテープ(寒冷紗)を張ります。
    ※ファイバーテープ下に空気が残らないように注意しましょう。
  5. 不陸調整用EMP(専用パテ材)をグラスファイバーテープを隠すように幅広に扱(しご)き塗りします。
  6. 他に、ボードのビス頭や表面の紙剥がれなどの小さな不陸(1mm~3mm)がある部分も不陸調整用EMP(専用パテ材)で埋めて下地を均します。
    ※不陸調整用EMP(専用パテ材)は石膏ボードと同じ吸水性なので、全面シーラー処理をせずに直接珪藻土を被せて仕上げ塗りできます。
  7. 入隅・出隅にもグラスファイバーテープを貼り、その上から、テープを隠すように不陸調整用のEMPを幅広にしごき塗りします。
    ※グラスファイバー上やビス頭埋め用、その他EM珪藻土の直接下地となる箇所のパテ材に関しては、色むらなどの原因となる場合がありますので、不陸調整用のEMPを使用してください。

STEP 2> 中塗り

  1. マスキングテープを下地から1mmあけてチリ際に貼ります。
  2. パテ材が完全に乾燥したら、EMT(水練りタイプ)を1.0mm~1.5mmの厚さで全面にコテ塗りします。
    ※この中塗りで、下地を完全にフラット(平ら)な面にしておきます。
  3. マスキングテープを剥がします。

STEP 3> 仕上げ

  1. マスキングテープを下地から1mm~1.5mmの間隔をあけてチリ際に貼ります。
  2. 中塗りしたEMT(水練りタイプ)が完全に乾燥(1日程度)したのを確認したら、珪藻土フラットを1.0mm~1.5mmの厚み(EMT材が出ない程度)で1面ずつコテ塗りしていきます。
    ※EMT材が乾燥後、コテベラまたはパテベラで表面の細かいバリ(突起)を削っておきます。
  3. 材料が手につかない程度に乾燥したら、2回目はコテ波の出ない程度に薄く塗って仕上げます。
  4. 出隅・入隅の処理も水引き前に仕上げます。
  5. チリ周りの処理は、面単位での施工が終わるごとに養生テープを剥がしてチリ押さえをします。
    ※水を付けてチリボウキで押えると色むらの原因になりますので注意してください。

※その他注意点
・水が引いた後に重ね塗りをすると色ムラの原因になります。
・フラットタイプは骨材が少ないため、木コテ仕上げや荒らしは不向きです。
・ジプトーン、ラスボードの上には直接施工できません。


ケース7 コテ塗り:既存のビニールクロス面

用意するもの ※材料は、【仕上げ材及び下地処理材の作り方】に基づいてあらかじめ準備する

STEP 1> 下地処理

  1. ビニールクロス面に汚れがある場合は、雑巾などで拭いて軽く落としてください。
    ※汚れがひどい時は、中性洗剤を水で50倍~60倍で薄めた液体を使って落とすと良いでしょう。
  2. ビニールクロスが下地にしっかり付いているか確認します。
  3. ビニールクロスが大きく浮いてしまっている箇所は、カッターで切り落とします。
  4. 次の3ヶ所
    • 切り落とした箇所
    • ビニールクロス貼り合わせ部分
    • チリ際
    を重点的にステープルで留め(タッカー処理)、ビニールクロスの剥がれを防止します。
    ジョイント部は約5cm間隔で、それ以外は15cm~20cm間隔でステープルを打ち込んでください。
  5. ビニールクロス貼り合わせ部分に割れなどがある場合は、グラスファイバーテープで補強してください。
  6. 入隅にビニールクロスの貼り合わせがある場合はグラスファイバーテープを貼り、タッカー処理及び不陸調整用EMP(専用パテ材)で処理をします。
  7. 切り落とした箇所は、グラスファイバーテープで補強し、上から不陸調整用EMP(専用パテ材)で扱き塗りをします。
    ※ビニールクロスに大きな欠けや穴がある場合は、予めGLパテなどで埋めてからテープを貼ります。
  8. マスキングテープをチリ際に貼ります。(テープの端を下地にぴったりと寄せてください)
  9. EMPシーラーを全面にローラーで入念に塗りこみます。
  10. マスキングテープを剥がします。

STEP 2> 中塗り

  1. マスキングテープを下地から1mmあけてチリ際に貼ります。
  2. EMPシーラーが完全に乾燥したら、EMT(水練りタイプ)を1.0mm~1.5mmの厚さで全面にコテ塗りします。
  3. マスキングテープを剥がします。

STEP 3> 仕上げ

  1. マスキングテープを下地から1mm~1.5mmの間隔をあけてチリ際に貼ります。
  2. 中塗りしたEMT(水練りタイプ)が完全に乾燥(1日程度)したのを確認したら、珪藻土フラットを1.0mm~1.5mmの厚み(EMT材が出ない程度)で1面ずつコテ塗りしていきます。
    ※EMT材が乾燥後、コテベラまたはパテベラで表面の細かいバリ(突起)を削っておきます。
  3. 材料が手につかない程度に乾燥したら、2回目はコテ波の出ない程度に薄く塗って仕上げます。
  4. 出隅・入隅の処理も水引き前に仕上げます。
  5. チリ周りの処理は、面単位での施工が終わるごとに養生テープを剥がしてチリ押さえをします。
    ※水を付けてチリボウキで押えると色むらの原因になりますので注意してください。

※その他注意点
・水が引いた後に重ね塗りをすると色ムラの原因になります。
・フラットタイプは骨材が少ないため、木コテ仕上げや荒らしは不向きです。
・紙クロスおよび布クロスの上には施工できません。紙、布クロスをはがした上で、LBSに貼り替えた後、EM珪藻土を施工してください。


ケース8 コテ塗り:コンクリートおよびモルタル面

用意するもの ※材料は、【仕上げ材及び下地処理材の作り方】に基づいてあらかじめ準備する

STEP 1> 下地処理

  1. 既存のクロスがある場合は、きれいに剥がします。
    ※裏紙が残っていると、仕上がり後の浮きの原因になりますのでご注意下さい。スクレーパーなどを使うと、よりきれいに剥すことができます。
  2. 下地が汚れている場合は、雑巾などで拭いて落としておきます。
  3. 表面に割れがある場合は、その部分をグラスファイバーテープで補強し、上からジョイントパテ材で扱き塗りします。
    ※表面にピンホール(穴)やジャンカ(欠け)などがある場合は、左官用補修材で下地処理をして面を平滑にしておきます。
  4. ※ジョイント目地埋めに利用するパテ材に関しては、ジョイント目地埋め用のEMPを推奨しておりますが、現場状況に合わせて市販のジョイントパテ材で代用する事が可能です。市販のパテ材に関しましては、成分をご確認頂き、アレルギーの有無など、施工者と施主様にてご相談の上、選定してください。
  5. マスキングテープをチリ際に貼ります。(テープの端を下地にぴったりと寄せてください)
  6. アクが出る可能性がある場合には、予め、アク止め専用パテEMAを全面総パテを行うか、市販のアク止め専用シーラーを全面にムラなく塗りこんでおくことをお奨めします。アクの程度によって、1回の施工でアクが止まりきらない場合には、アクが止まるまで重ねて施工してください。
    ※推奨「アク止めハイポリックシーラー」
  7. EMS(3倍液)をローラーで縦・横にたっぷりと塗りこみます。
  8. EMT(水練りタイプ)を1.0mm~1.5mmの厚さで全面にコテ塗りします。
  9. マスキングテープを剥します。

STEP 2> 仕上げ

  1. マスキングテープを下地から1mmあけてチリ際に貼ります。
  2. EMT(水練りタイプ)が完全に乾燥(1日程度)したのを確認したら、珪藻土フラットを1.0mm~1.5mmの厚み(中塗り材が出ない程度)で1面ずつコテ塗りしていきます。
  3. 材料が手につかない程度の水引き具合になったら、2回目はコテ波の出ない程度に薄く塗って仕上げます。
  4. 出隅・入隅も水引き前に仕上げます。
  5. チリ周りの処理は、面単位での施工が終わるごとに養生テープを剥がしてチリ押さえをしてください。
    ※水を付けてチリボウキで押えると色むらの原因になりますので注意してください。

※その他注意点
・新築のコンクリート及びモルタル面への施工は、内部の水分が完全に揮発しきっていないことから、後々の珪藻土の瑕疵の原因になる可能性があります。やむを得ず施工する場合は、下地処理について特別な配慮が必要になります。
・水が引いた後に重ね塗りをすると色ムラの原因になります。
・フラットタイプは骨材が少ないため、木コテ仕上げや荒らしは不向きです。


ケース9 コテ塗り:古壁(砂壁・繊維壁・京壁・じゅらく壁・土壁)

用意するもの ※材料は、【仕上げ材及び下地処理材の作り方】に基づいてあらかじめ準備する

STEP 1> 下地処理

  1. 真壁の柱や木枠などの汚れや灰汁などがある場合には、珪藻土施工後に汚れを吸い寄せる場合がありますので、灰汁抜き処理や汚れを清掃した上で、施工して下さい。
  2. 霧吹きなどで水を表面の壁材に噴きかけてふやかしてから、スクレーパーなどで削り落とします。
    ※必要に応じて市販の剥離材を使うときれいに剥がしやすくなります。
  3. 下地に割れがある場合はグラスファイバーテープで補強します。
  4. マスキングテープを下地から1mmあけてチリ際に貼ります。
  5. アクが出る可能性がある場合には、予め、アク止め専用パテEMAを全面総パテを行うか、市販のアク止め専用シーラーを全面にムラなく塗りこんでおくことをお奨めします。アクの程度によって、1回の施工でアクが止まりきらない場合には、アクが止まるまで重ねて施工してください。
    ※推奨「アク止めハイポリックシーラー」
  6. EMT(水練りタイプ)を1.0mm~1.5mmの厚さで全面にコテ塗りします。
    ※この段階で下地面の不陸(凸凹)をなくし平滑にしておきましょう。
  7. マスキングテープを剥がします。

STEP 2> 仕上げ

  1. マスキングテープを下地から1mmあけてチリ際に貼ります。
  2. EMT(水練りタイプ)が完全に乾燥(1日程度)したのを確認したら、珪藻土フラットを1.0mm~1.5mmの厚み(中塗り材が出ない程度)で1面ずつコテ塗りしていきます。
  3. 材料が手につかない程度の水引き具合になったら、2回目はコテ波の出ない程度に薄く塗って仕上げます。
  4. 出隅・入隅も水引き前に仕上げます。
  5. チリ周りの処理は、面単位での施工が終わるごとに養生テープを剥がしてチリ押さえをしてください。
    ※水を付けてチリボウキで押えると色むらの原因になりますので注意してください。

※その他注意点
・EM珪藻土はコテ押さえ仕上げはできません
・水が引いた後に重ね塗りをすると色ムラの原因になります。
・フラットタイプは骨材が少ないため、木コテ仕上げや荒らしは不向きです。


ケース10 コテ塗り:LBS施工

用意するもの
  • EM珪藻土フラット
  • LBS
  • 必要な下地材は、下地によって異なります。以下をご参照ください。
※材料は、【仕上げ材及び下地処理材の作り方】に基づいてあらかじめ準備する

STEP 1> 下地処理

  1. 下地の紙クロス・土壁などをきれいに剥がします。
    ※必要に応じて市販の剥離材を使うときれいに剥がしやすくなります。
    ※裏紙などもきれいに剥がしてください。
  2. 石膏ボードなどの継ぎ目の部分には、パテ処理を施してください。また、パテが完全に乾いた後、パテ用ペーパーで平滑にしてください。ビス止め部分もパテ処理を施してください。
    ※必要に応じて下塗りと仕上げの2回パテ処理をしてください
  3. ※LBSの下地に使用されるパテ材に関しては、市販のパテ材で施工上の問題はありません。市販のパテ材に関しましては、成分をご確認頂き、アレルギーの有無など、施工者と施主様にてご相談の上、選定してください。
  4. ローラー仕上げの場合は、出隅部分にコーナーテープを入れてください。
  5. 湿気の多いモルタル下地や木下地(合板等)の場合は、カビやアクが生じる場合があります。アク止めなどの下地処理をしたうえ、LBSを貼ってください。
    ※下地が異なる取り合いは、必ずグラスファイバーテープを入れてください。混合した時はジョイントが動きやすいので、ジョイント部は全てグラスファイバーテープを入れてパテ処理してください。

STEP 2> LBS施工

  1. LBSには、(A)ザラザラ面と(B)ツルツル面があり、ローラー仕上げの場合は、(A)面(B)面、どちらが表(仕上げ面)になっても構いません。風合いの違いで、お好みによって貼り分けてください。
    ※塗り壁の下地としてお使いいただく場合は、温度差による水引きの違いを考慮し、季節による貼り分けを推奨致します。
    . 11月下旬~4月上旬の冬場:(A)面を表(仕上げ面)
    . 7月上旬~9月下旬の夏場:(B)面を表(仕上げ面)

  • 入隅部
    • 壁と壁の入隅部及び、壁と天井の入隅部では、LBSの貼り回しをしないで、カットしてご使用ください。めくれ防止のために入隅部(LBSの端部)にコークボンド処理をしてください。
    • 入隅部を出隅部のように回し貼りをしない理由は、経年後、木材の乾燥、建物の歪みなどで、入隅部に隙間、ズレが生じると、しわになり、補修などが難しくなるからです。
    • 突き合わせる下地間に2mm以上の隙間がある場合は、ボードとボードの間にパテ材もしくはコークボンド等を入れて、平滑にしてください。

  • 出隅部
    • 出隅部では、LBSを貼り回してください。
    • R開口部の出隅に関しては切り込みを入れてしっかりと糊付けした状態で貼って下さい。出隅で貼り分けずに木口が見えないようにして下さい。
      ※上から張り下しておいて、下から張り重ねるようにします。
      ※糊付けをしっかりしておかないと後から浮いてくる原因になります。

  • ジョイント部
    • 新規ボード下地で、コテ仕上げの場合:
      LBSのシートとシートのジョイント部は、突き付けで施工してください。
      また、突き付け箇所は、目地用ローラーでよく押さえて、ジョイント部の接着力を高めてください。
    • 混合下地で、コテ仕上げの場合:
      LBSのシートとシートのジョイント部は、重ね貼り(重ねは2㎝~3㎝)で施工してください。
      *突き付け貼りで上塗りを施工した場合、既存の下地から灰汁を吸って表面に滲み出てくるおそれがある為、重ね貼りで施工してください。
      *ジョイント後、ジョイント部分のシート上に糊が付着した場合、ビニールクロスのように、水を含んだスポンジで何度も擦らないでください。スポンジは固く絞り、サッと拭くだけで構いません。

  • 平面部
    • LBSの継ぎ目部分は、下地石膏ボートなどの継ぎ目と重ならないよう、10cm以上離し突きつけにて貼り合わせてください。
    • 下地石膏ボートの継ぎ目パテ処理部分での、シート継ぎは避けてください。
    • 全体の圧着には、クロス専用のハケベラを使用してください。
    • 全体の圧着には、クロス専用のハケベラを使用し、最後にスムーザーを使い、絶対に空気が残らないようにしてください。空気が残ったまま塗材を施工すると、後にひび割れや膨らみのクレームの原因となります。

  • 端部
    • LBSの端部(木枠・廻り縁・巾木・真壁柱等との接触部)は、めくれ防止の為すべてLBSの内側にコークボンド処理を行い、経年変化による剥がれが起きないように施工してください。
    • めくれ防止のために、入隅部(LBSの端部)にコークボンド処理をしてください。
      (詳しくは「入隅部」参照)

  • その他注意事項
    • 貼り付け時に空気やチリなどが入らないように注意してください。
    • パテ部分を平滑にして、粉も完全に取り除いてください。
    • 無希釈の糊を推奨いたしますが、やむを得ず糊を希釈するときは、ビニールクロスを貼る場合より、2割程度濃い目にしてください。(無希釈の糊としてはウォールボンド100を推奨)
    • 糊付け後のオープンタイムは、夏場5分、冬場10分程度とし、これ以上のオープンタイムを取らないでください。
    • 糊の付け置きはしないでください。
    • 下地がコンクリート、珪カル板、合板などの場合は、必要に応じて適切なシーラー(アク止めシーラー、シーラーバインダー等)を塗布してください。

STEP 2> 中塗り

  1. マスキングテープを下地から1mmあけてチリ際に貼ります。
  2. EMT(水練りタイプ)を1.0mm~1.5mmの厚さで全面にコテ塗りします。
  3. マスキングテープを剥がします。

STEP 3> 仕上げ

  1. マスキングテープを下地から1mm~1.5mmの間隔をあけてチリ際に貼ります。
  2. 中塗りしたEMT(水練りタイプ)が完全に乾燥(1日程度)したのを確認したら、珪藻土フラットを1.0mm~1.5mmの厚み(EMT材が出ない程度)で1面ずつコテ塗りしていきます。
    ※EMT材が乾燥後、コテベラまたはパテベラで表面の細かいバリ(突起)を削っておきます。
  3. 材料が手につかない程度に乾燥したら、2回目はコテ波の出ない程度に薄く塗って仕上げます。
  4. 出隅・入隅の処理も水引き前に仕上げます。
  5. チリ周りの処理は、面単位での施工が終わるごとに養生テープを剥がしてチリ押さえをします。
    ※水を付けてチリボウキで押えると色むらの原因になりますので注意してください。

※その他注意点
・水が引いた後に重ね塗りをすると色ムラの原因になります。
・フラットタイプは骨材が少ないため、木コテ仕上げや荒らしは不向きです。



このページが気に入ったら、ぜひ「いいね!」を押してfacebookでシェアしてください。



Copyright OK-DEPOT All Rights Reserved.