EM珪藻土の施工下地は? ~新築編~
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新築現場より、よく質問されることでもあるのですが
EM珪藻土の下地は石膏ボードなのか、何か下塗りを入れたほうが良いのか
などと問われるケースがあります。
施工下地についての基本は下記になります。
【新築時】施工下地の基本
①新規の石膏ボードに直接施工
EM珪藻土は石膏ボードに直接施工が可能です。
下塗りを入れることなく、新規石膏ボード表面の処理無しで
直接塗ることができます。
ジョイントについてはEMSとEMPと寒冷紗を併用し
なるべく石膏ボード表面と平滑になるよう処理します。
パテが乾けばそのままEM珪藻土を仕上げることができます。
②新規石膏ボード下地にLBS(捨て貼りクロス)を貼る
この工法は最近徐々に多くなってきている工法で
下地の吸い込みを均一にし、ムラや割れを防ぐ工法として
広まってきています。
石膏ボードのジョイントはクロス屋さんにて通常のパテ処理を行い
LBS(ロハスバンブーシート)を貼り込んでいきます。
LBSのメリットはこのようなものがあります。
吸水性を均一化
強度のある繊維クロスで下地全体を覆うことにより、吸水性を均一化します。
塗り壁材の色ムラ・テカリ・ひび割れを抑制します。
工期の短縮・下地処理のコスト削減
左官の下塗りなどの前作業が不要となり、工期の短縮が可能となります。
下地処理のコストが下がり、仕上げ材も施工しやすくなります。
美しい仕上がり
平滑で安定した塗り壁用の下地が得られます。
漆喰や薄塗り仕上げも、平滑で美しい仕上がりが実現します。
竹の効果
環境にやさしい竹を配合しているため、抗菌性、脱臭性があります。
珪藻土は割れてしまうとか、ムラがあるとクレームになってしまう、
などと心配の方はLBS工法を是非ご検討ください。
LBSの購入・商品ページはこちら → https://em-k.jp/s-11.html
新築時において施工面積が広い場合は施工のスピードも向上します。
クロスを貼るスピードと左官にて下地処理するのとでは明らかな
施工スピードの差が出ます。
下地が均一になるので、パターンを工夫したり
面によってカラーを変えて楽しむこともしやすいかと思います。
冬は過乾燥を防ぐ効果があるEM珪藻土です。
下地についても理解して満足いく仕上がりで珪藻土を愉しみましょう。
建材事業部 外渉課 フセヒロシ
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