EMPとEMSの混合比率
-
よくお問い合わせをいただくEM珪藻土の下地に使用する
パテとシーラーの組み合わせについて改めてご紹介いたします。
EM珪藻土は専用の下地調整材として
と
をご用意しております。
EMP(専用パテ材)の使い方
- 容器にEMS(3倍液)を、目地埋め用は2リットル、不陸調整用は2.5リットル入れます。
- EMP(専用パテ材)を1袋(5kg)投入、入念に攪拌します。
- 専用のパテ材ができあがります。
EMPはこのように使用するため、基本的にはEMP単体での使用はありません。
EMSと混ぜ合わせて使用していただく仕様となっております。
★目地埋め用と不陸調整用でのEMPとEMSの混合比率
※混合比率
A:ジョイント目地埋め用
EMP(専用パテ材)1kg : EMS(3倍液)400cc
B:不陸調整用
EMP(専用パテ材)1kg : EMS(3倍液)500cc
※実際の施工工程においては、最初に作ったAのパテ材に、さらに100ccのEMS(3倍液)を注ぎ足して、Bのパテ材にすることができます。
EMS(専用シーラー)の使い方
- 容器にEMS(3倍液)を4リットル入れます。
- EMPを1袋5kg投入し、攪拌(かくはん)します。
- 下地調整材として代用することができるシーラーができあがります。
これをEMS(専用シーラー)と区別するため『EMPシーラー』と呼びます。
※混合比率 →EMP(専用パテ材)1kg : EMS(3倍液)800cc
EMSについても基本的には単体使用はありません。
EMPと併用してご使用ください。
不陸調整用EMPについて
EM珪藻土と直接触れ合うことになる不陸調整用EMPですが
目地埋め用EMPとEMS(3倍液)の水量が異なり
石膏ボードと同じ吸水性となるよう考えられています。
目地埋め用EMPでは若干石膏ボードとの吸水性が異なるのでご注意ください。
さて、不陸調整用EMPを使用する機会があったので
どの程度の粘性になるか動画をご覧ください。
しっかり撹拌するとなぜか甘い匂いがしてきます(笑)
この程度の粘性になるので、グラスファイバーテープの上で
扱き塗りしても問題ございません。
この不陸調整用EMPはビス頭や表面の紙剥がれなどの小さな不陸がある場合も
使用することができます。
仕上げのEM珪藻土がしっかり施工できるのもしっかりした下地あってこそです。
施工マニュアルにも記載していますが
問い合わせも多いのでご紹介させていただきました。
ジメジメする季節が到来する前に調湿効果の高い
EM珪藻土でしっかり湿度対策してみてはいかがでしょうか。
建材事業部 外渉課 フセヒロシ
- 前の記事へ 「冬の乾燥対策に優れた調湿効果」
- 次の記事へ 「【EM珪藻土のこだわり】原料は「稚内産珪藻頁岩」を使用しています。」