EM珪藻土 blog 「珪藻土はこんなところにも~漆器」

珪藻土はこんなところにも~漆器

  • 一般的に珪藻土はバスマットに使用したり

    濾過材として使用したり、壁面の左官材として

    使用されることが多い材料です。

     

    先日、とあるテレビ番組を見ていると

    漆器についての内容を放映していました。

    そこで私も初めて知ったのですが

    「地の粉」という材料を漆器の下地に使用することで

    堅牢さ(強固さ)を増すことができるとのことでした。

    この「地の粉」の中身は「珪藻土」です。

     

    漆と混ぜ合わせることで木と密着が良く、

    剥離を防ぎ、堅くさせる作用があるのだそうです。

     

    なぜ堅牢さが増すのか?

    それは珪藻土のもつ性質を活かしているからです。

    それは「多孔質」です。

    目に見えない無数の穴(孔)を持つ珪藻土を

    使用することで細かな穴(孔)に漆などの成分が

    絡みつき、保持されるからです。

    あくまで例ですが、

    穴(孔)は持っているけれど取り込む漆の量が少ない場合は

    このようなイメージです。

    茶色い部分が漆だと思ってください。

    珪藻土は非常に細かい穴(孔)を持っているので

    大きな穴(孔)の中の小さい穴(孔)にまで漆が

    含まれることになり、取り込まれる量に明らかに差が出ます。

    このような性質を持っていることを活かして

    漆を使用した伝統工芸は形作られていったものだと気付き

    非常に感心しました。

     

    他にもダイナマイトの開発にも珪藻土は関わっているようです。

    暴発しやすいニトログリセリンを珪藻土に含ませて

    安定化させることでダイナマイトの開発が進んだそうです。

     

    このように珪藻土は多孔質を活かして様々な分野で使用されています。

    まさか漆器にも使用されているとは知りませんでしたが

    なぜかを知ったときは深く納得しました。

     

    伝統的にも使用されている珪藻土。

    珪藻土の性質や効果を理解して

    内装への活用も検討してみてはいかがでしょうか。

     

    EM珪藻土の特長はこちら:https://em-k.jp/tokucho.html

    EM珪藻土の効果はこちら:https://em-k.jp/kouka.html

     

    建材事業部  フセヒロシ

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