吸放湿に最適な多孔質径とは? EM珪藻土の産地へのこだわり
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投稿日:2015年05月30日 投稿者:建材事業部
カテゴリー:雑記
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こんばんは。
外渉課のあらきです。
今回は、日頃よりご好評を頂いております『EM珪藻土』のこだわりについてご紹介させていただきます。
驚異の吸放湿能力の秘密の一つである産地による多孔質径の違いを解説致します。
珪藻土が吸放湿性能を持つ理由は、無数の微細な細孔による毛細管現象のためですが、実はこの孔のひとつひとつの大きさにより、吸放湿性能に大きく差が出てきます。
細孔はその大きさによって3つに大別されます。
50nm以上の大きさの孔は「マクロポア」と呼ばれます。
これは軽石やスポンジなどと同等の細孔径ですが、ご存知の通り吸水性はあっても、吸放湿性はありません。2~50nm程度のものは「メソポア」と呼ばれ、吸湿にも放湿にも最適な細孔径とされています。
2nm以下のものは「ミクロポア」と呼ばれますが、これは孔が小さすぎるため、吸湿しやすくありますが放湿はしにくくなってしまいます。
※1nm(ナノメーター)=10億分の1メートル「メソポア」には、相対湿度が70%を超えると水蒸気の吸着力が飛躍的に増加し、反対に70%を下回ると水蒸気を放出し始める作用があります。
これにより、人間が最も心地良いと感じる相対湿度40~60%を保つことができます。稚内層珪藻頁岩が一般的な珪藻土と比較して高い吸放湿性能を持つ理由は、この「メソポア」と呼ばれる大きさの細孔がより多く存在するためです。
そして「メソポア」は、前述のように地球の地殻変動によって生み出された、まさに大自然からの贈り物なのです。OK-DEPOTが産地にこだわる理由が分かって頂けたかと思います。
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