EM珪藻土 blog 「塗り壁の「困った!」を解決! 最強の内装塗り壁用下地シート 【LBS 】」

塗り壁の「困った!」を解決! 最強の内装塗り壁用下地シート 【LBS 】

  • 投稿日:2016年08月01日 投稿者:建材事業部
    カテゴリー:雑記 | 施工事例
  • OK-DEPOTではEM珪藻土に代表されるLOHAS material(環境と健康に優しい自然素材のブランド)建材の普及に努めております。

     

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    しかし、現代の住宅ではその殆どが石膏ボードを下地として使用するため、壁や天井の仕上げはビニールクロス貼りが主流となっています。

    下地として石膏ボートを使用する現在において、ビニールクロス貼り仕上げは、価格、品質、意匠性など、塗り壁と比較しても、合理的な工法であると言えます。

    しかし、調湿機能を有しないビニールクロスなどを用いた壁は、湿度の高い日本の気候条件下では、結露やカビ発生の原因となるなど問題も多く、さらには、シックハウス症候群などの健康問題に繋がる可能性が高い事から、調湿性能が高く安心安全な自然素材100%の珪藻土塗り壁が注目を浴びております。

     

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    現在では、石膏ボード下地を使用した塗り壁として、塗り厚2ミリ前後の薄塗りで仕上げる材料が主流となっています。化学樹脂などをつなぎに使わないEM珪藻土は自然素材特有のひび割れ(クラック)・色むらなどの問題が生じる事があります。そのため、独自の下地処理法を考え、それに基づき仕上げを行うのですが、完全ではありません。塗り壁を普及していくためには、石膏ボード下地に対応する新しい工法を開発し、理想の下地を得る必要がありました。

     

    塗り壁下地の条件

    理想の塗り壁下地として、以下のような条件が必要です。

    1. 平滑である
    2. 吸水が一定でムラがない
    3. 下地表面に適度の引っ掛かりがあり、施工性が良い
    4. 塗り厚の違いや凹凸がない
    5. 異なる素材の下地にも仕上がりが影響されない

     

    内装塗り壁下地シート「LBS」を開発

    これらの条件を満たし、石膏ボード下地に対応するため、内装塗り壁下地シート「LBS(ロハス・バンブー・シート)」を開発しました。この紙シートは石膏ボード下地全面に貼り付けて使用します。開発は、製紙会社と共同で行い、何度も試行錯誤を繰り返し、ようやくこの内装塗り壁下地シート「LBS」が実現しました。

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    内装塗り壁下地シート「LBS」の特徴

    1. 強度・通気性に優れる
      パルプ繊維を多く混入しているので、引張強度、破裂強度に優れています。下地全体をLBSで覆うため、継ぎ目のない一枚下地となり、ひび割れ防止の効果がより高められます。特に、吹き抜け部の壁や天井の高い部屋の壁は、上から下までを一枚のシートで継ぎ目なく仕上げられます
    2. 吸水性を均一化
      厚さが異なる箇所も、繊維クロスで下地全体を覆うことにより、吸水性を均一化します。塗り壁の色ムラ・テカリ・ひび割れを抑制します。
    3. 美しい仕上がり
      アクが出やすいベニヤやコンクリート下地にも、アク止めとして使用することができます。(重ね張り仕様)白華現象が起きにくく、平滑で安定した塗り壁用の下地が得られます。
    4. 工期の短縮・下地処理のコスト削減
      下地が異なる場合も下塗りなどの前作業が不要となり、且つすべて同じ仕上がりにすることが可能です。また、クロスを剥がすことによって発生する手間や工期の短縮も可能となります。下地処理のコストが下がり、仕上げ材も施工しやすくなるため、扱いが難しい自然素材塗り壁材を気軽にご利用いただけます。

     

    こんな方におすすめ!

    1. 混合下地の場合
    2. クロスを剥がしての施工の場合
    3. 塗る面積が多い場合

     

    内装塗り壁下地シート「LBS」はクロス屋さんに貼ってもらいます

    この「LBS」の施工方法は、基本的にビニールクロスと同じです。施工は、クロス屋さんに依頼します。その詳細については、「施工方法」のページをご覧ください。また、この「LBS」には柄・模様がないので、ビニールクロスを貼るより簡単で、柄合わせをする手間が省けます。

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    この新工法で日本古来の塗り壁や健康にやさしい壁を普及させる–これが弊社の理念です

    どうすれば、日本古来の塗り壁や健康壁を普及することができるか。悩み、考え抜いて、この工法にたどり着きました。従来の下地処理から内装塗り壁下地シート「LBS」を使うことにより、下塗りコスト(下地m2単価)を大幅に下げる、さらに、工期も短縮できるので、トータルで塗り壁の材工単価を下げることが可能となりました。―― これにより、価格を少しでもビニールクロス貼り仕上げに近づけ、従来の問題点である、ひび割れ(クラック)、色むらの発生を抑制する。-- これが塗り壁を普及する近道であるとの結論に達しました。

     

    これからの塗り壁工法の主流となる「LBS工法」

    すでに数多くの企業様にこのLBS工法を自社の基本工法として推奨していただいています。また、上塗りを担当される左官屋さんの施工性に対する評価も非常によく、一度使っていただいたビルダーさん、工務店さん、左官屋さんからは繰り返しのオーダーをいただいています。私ども「OK-DEPOT」は、弊社の理念に賛同していただける企業様を増やしていくこと、それが、日本古来の塗り壁や健康壁の普及に繋がると確信しています。このLBS工法をこれからの塗り壁工法の主流とするため、「OK-DEPOT」は全力を傾けて取り組んで参ります。

     

    外渉課 荒木恵

     

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