EM珪藻土フラット(コテ押さえ)の補修
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EM珪藻土には
左官専用材の「EM珪藻土」
と
左官・ローラー施工にも対応した「EM珪藻土フラット」
があります。
漆喰のパターンでよく使用されるのは「フラット」です。
EM漆喰のパターンでいえば
このような模様です。
(拡大しているのでわかりづらいですが表面がフラットで
ツルツルしているようなイメージです)
この漆喰のパターンは昔からよく使われており、
馴染みのあるパターンで凹凸がないので、すっきりしており
変に癖がない、というのも好まれる理由でしょうか。
塗り壁ですがあえてすっきりした印象にしたい方もいらっしゃるので
今までの珪藻土では難しかったフラットを
「EM珪藻土フラット」では再現できるよう骨材の量を調整してあります。
さて、このEM珪藻土フラットも自然素材100%のため
下地が動くことでクラックを発生させてしまうことがあります。
変に樹脂などで弾性を付けたりしていないので、自然素材100%だからこそ
起きてしまう現象なのですが、補修方法がありますので、ご紹介します。
EM珪藻土フラットの補修方法
①ヘアクラックが入ってしまった場合
細かいヘアクラックが入ってしまった場合は
- 水を霧吹きし、上からEM珪藻土フラットの主材(練っていないもの)を、傷に塗り込みます。
- 完全に乾いたら、上からペーパーをかけてぼかしてください。
こうすることで補修できます。
②少量の塗り替えが必要な場合
補修をする際はムラが出るため面での補修を推奨していますが
場合により少量だけ補修したいこともあるかと思います。
少量での塗り替えの場合は
- EMS3倍液を塗り替えする箇所へ塗り込みます。
- 完全に乾いたら、EM珪藻土フラットを補修面に施工します。
※場合により段差が目立つ場合はペーパーなどでぼかしてください
③大量(面)での塗り替えが必要な場合
ムラが大きく発生してしまっていたり、無数のクラックが出てしまっている場合
などは面で一気に補修するようにしてください。
大量での塗り替えの場合は
- 既存のEM珪藻土フラット施工面に直接EMTを全面塗布します。
- 乾燥後、EM珪藻土フラットを全面に施工します。
これでOKです。
クラックが入る原因は単に珪藻土が割れたからではなく、
下地(石膏ボードやベニヤ)や構造(柱や基礎も含む)が
動くことで併発することがほとんどです。
自然素材の珪藻土なので、水引きという点は慎重に捉える必要は
ありますが、理屈がわかれば原因は突き止めやすいと思います。
割れたから直すではなく、割れた原因を根本から見直し
そのうえで珪藻土の補修をするようにしましょう。
自然素材100%のEM珪藻土は、理論的なことを
掴んでしまえば非常に扱いやすく、性能も最大限活かすことができます。
EM珪藻土のよくある質問もご覧ください。
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建材事業部 外渉課 フセヒロシ
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